子供の頃から背後霊のようにつきまとう、形容詞。
あるいは代名詞。いやちょっと違う。
常に+5歳ぐらい割増で。
20の落ち着きと30の落ち着きは質が違うものなのだろうか。

「私より絶対上って思ってたよ。その年でどうしてそんなに落着いてるの?」

とは目の前にいる、五歳ほど上の彼女の言。

私の左隣には、ひとつ上の彼女。

右隣には、母よりも年上な彼女。

その前には、母よりも20ほど下の彼女。

夜がふけるにつれ寡黙になる同世代女二人。

夜がふけるにつれますますヒートアップする三人。

ここは宴の場。

人が他人につける形容詞なんて自分というフィルターを通した映像でしかない。

そして今日もわたしはぼんやりと目前に繰り広げられる現象に思いをはせるのだ。

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